マンスリーマンションのゴキブリ対策|名古屋の活動期・入居初日の予防・出たときの対処法

マンスリーマンションのゴキブリ対策|発生リスク・入居前後の予防・出た場合の対処法のアイキャッチ 名古屋長期滞在ガイド

この記事でわかること

  • マンスリーマンションでゴキブリが出やすくなる条件と、名古屋で活動が活発になる時期
  • 名古屋の住まいでよく見かけるゴキブリの種類
  • 入居初日にやっておきたい4つの予防対策
  • 出てしまったときの対処法と、くん煙剤を使う前の注意点
  • 名古屋市の相談窓口と、入居前に運営会社へ確認しておくこと

「マンスリーマンションはゴキブリが出やすいのでは」と心配する方は少なくありません。入居者が短い期間で入れ替わるため、前にどんな人が住んでいたかわからないことが不安につながるのだと思います。

結論から言うと、マンスリーマンションだから特別に出やすいわけではありません。ただし、建物の条件や季節によってリスクは変わります。入居初日に毒エサを置き、侵入経路をふさいでおくことが一番効果的です。この記事では、名古屋市やメーカーの公式情報、気象庁のデータをもとに、具体的な対策を説明します。

2026年10月7日 更新:毒エサの効き方、ゴキブリが活発になる時期、商品名の記述を、メーカーの公式情報と気象庁のデータに合わせて修正しました。名古屋市の相談窓口、くん煙剤の注意点、費用負担の考え方を追加しています。

マンスリーマンションでゴキブリが出やすくなる条件

マンスリーマンションでゴキブリが出やすい条件の図解

前の入居者の生活状況がわからない

マンスリーマンションは通常の賃貸より入居者の入れ替わりが早く、前の入居者がどのように暮らしていたかはわかりません。退去後に清掃はされますが、家電の裏や壁の隙間まで完全に確認できるとは限りません。

建物の隙間や周辺環境

ゴキブリは暖かく、暗く、湿気のある隙間に潜みます。配管周りやドアの隙間が多い建物や、飲食店が入っている建物は注意が必要です。名古屋市も、チャバネゴキブリはビルや飲食店に多いと案内しています。

共用部のゴミ置き場

ゴミ置き場や共用廊下は、多くの人が使うため管理が行き届きにくい場所です。ゴミ置き場の近くの部屋は、そうでない部屋より気をつけてください。

名古屋で活動が活発になるのは6〜9月

フマキラーによると、ゴキブリは気温が約20℃を超えると活動を始め、25℃を超えると繁殖が活発になります。これを気象庁の名古屋の平年値(1991〜2020年)に当てはめると、次のようになります。

月 名古屋の平均気温(平年値) ゴキブリの状態の目安
5月 19.4℃ 活動を始める手前
6月 23.0℃ 活動期
7月 26.9℃ 繁殖が活発
8月 28.2℃ 繁殖が活発
9月 24.5℃ 活動期
10月 18.6℃ 活動が落ち着く

名古屋の夏は、8月の平均気温が東京(26.9℃)より高く、ゴキブリにとって活動しやすい環境です。6〜9月に入居する方は、特に初日の対策をしっかり行ってください。なお、暖房の効いた建物では冬でも活動することがあります。

名古屋の住まいでよく見かけるゴキブリ

名古屋市によると、屋内でよく見られるのは次の2種類です。

種類 大きさ 多い場所 1つの卵鞘に入っている卵の数
クロゴキブリ 約30〜40mm 木造住宅など 22〜28個
チャバネゴキブリ 約15mm ビル・飲食店など 30〜40個

アース製薬によると、クロゴキブリは一生のうちに15〜20回卵を産みます。1匹見かけたら早めに対策した方がいいと言われるのは、このためです。

入居初日にやっておきたい4つの予防対策

入居初日の予防対策(最重要)の図解

①隙間をふさぐ

エアコンの配管穴、シンク下の配管周り、玄関ドアの下などに隙間がないか確認してください。隙間テープなど、はがせるもので一時的にふさぐのが手軽です。パテで埋めるなど部屋に手を加える方法は、退去時の原状回復に関わることがあるため、事前に運営会社へ相談してください。

②毒エサ(ベイト剤)を置く

一番効果が大きいのは毒エサです。たとえばアース製薬の「ブラックキャップ」は、有効成分フィプロニルを使っており、置いたその日から効き、効果は約1年続きます。毒エサを食べたゴキブリのフンや死骸を食べた別の個体にも効くため、巣ごと減らせるのが特徴です。

メーカーの目安は10㎡(約6畳)あたり1〜2個です。20㎡前後のワンルームなら2〜4個を、シンク下・冷蔵庫の横・洗濯機の周り・玄関付近に置きます。小さなお子さんやペットが触れない場所を選んでください。KINCHOの「コンバット」も同じく1年用の毒エサです。退去時に置いたままにしてよいかは、運営会社に確認してください。

③ハッカ油などの忌避剤は補助として使う

ハッカ油などには、ゴキブリを遠ざける効果が期待できます。ただし効果は数日程度で長続きしないため、毒エサの代わりにはなりません。排水口や換気扇周りに使う場合は、補助的な対策と考えてください。

④エアコンのドレンホースの先端を確認する

エアコンの排水ホース(ドレンホース)の先端が開いたままだと、虫の侵入経路になることがあります。ホームセンターや100円ショップの防虫キャップを付けておくと安心です。ホースの先端を詰まらせると水漏れの原因になるため、排水用の防虫キャップを使ってください。

入居中の予防習慣

入居中のゴキブリ予防習慣の図解

習慣 理由
食べ残しを出しっぱなしにしない エサになるものを減らす
洗い物はその日のうちに済ませる シンクに食べかすを残さない
生ゴミは袋を閉じて、収集日に出す においで引き寄せない
段ボールを部屋に置いたままにしない 暗く狭い隙間は隠れ場所になりやすい

名古屋市も、ゴキブリ対策の基本は「住みにくい環境にすること」としています。エサと隠れ場所を減らすことが、薬剤と同じくらい大切です。

ゴキブリが出たときの対処法

ゴキブリが出た場合の対処法の図解

目の前の1匹は殺虫スプレーで

見つけた1匹をすぐに退治するには、殺虫スプレー(アース製薬の「ゴキジェットプロ」など)を直接かけるのが確実です。毒エサは巣ごと減らすためのもので、目の前の1匹をその場で倒す道具ではありません。両方を用意しておくと安心です。

退治したゴキブリは、ビニール袋に入れて口を縛り、可燃ごみとして捨ててください。名古屋市のごみの出し方は、住んでいる区の収集日に従います。

くん煙剤を使う前に確認すること

何度も出る場合は、バルサン(レック)などのくん煙剤で部屋全体を処理する方法もあります。ただし、マンスリーマンションで使う前に次の点を確認してください。

  • 火災報知器:煙タイプは火災報知器が反応することがあります。報知器をカバーしてよいか、事前に運営会社へ確認してください。
  • 卵には効かない:くん煙剤は卵には効かないため、卵がかえる頃(約2週間後)にもう一度使う必要があります。
  • 使用中と使用後:使用中は部屋の外に出て、終わったら十分に換気します。ペットがいる場合は外に出してください。

何度も出る・数が多いときは運営会社に伝える

私の物件では、入居中にゴキブリが出た場合、まずは市販のグッズで対処していただくようお願いしています。ただ、対策をしても何度も出る、数が多いといった場合は、建物の構造や共用部に原因があるかもしれません。我慢せず、運営会社に伝えてください。

費用は誰が負担するのか

国土交通省の「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」では、台所やトイレの消毒は日常の清掃を超えるものとして、貸主側の負担が妥当とされています。一方、食べ物を放置するなど入居者の不注意で汚した場合は、入居者の負担になり得ます。

ただし、マンスリーマンションの契約でこのガイドラインがどこまで当てはまるかは、契約内容によって変わります。駆除業者を呼ぶ場合の費用の扱いは、契約書を確認したうえで、事前に運営会社と相談してください。

名古屋で対策グッズを買える場所と相談窓口

毒エサや殺虫スプレーは、スギ薬局をはじめとする名古屋市内のドラッグストアやホームセンターで買えます。夜遅くに困った場合は、コンビニでも殺虫スプレーを置いていることがあります。

ゴキブリなどの衛生害虫について相談したい場合は、名古屋市の窓口も利用できます。

  • 名古屋市 健康福祉局 生活衛生部 環境薬務課(環境衛生担当):052-972-2644
  • ネズミ・害虫の相談は、千種・中村・中・南の各保健センター環境薬務課でも受け付けています

入居前に運営会社へ確認しておくこと

  • 退去後の清掃内容:害虫対策が含まれているか
  • 入居中に出た場合の対応:入居者が市販品で対処するのか、業者を手配してもらえるのか
  • くん煙剤の使用:使ってよいか、火災報知器をどうすればよいか
  • 部屋の場所:低い階か、ゴミ置き場や飲食店の近くか

対応の方針は運営会社によって違います。私の物件のように基本は入居者に対処をお願いしているところもあるため、事前に聞いておくと入居後に困りません。

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よくある質問

Q. マンスリーマンションはゴキブリが出やすいですか?
A. 特別に出やすいわけではありません。ただ、前の入居者の生活状況がわからないことや、建物の隙間、季節によってリスクは変わります。入居初日に毒エサを置いておくのが効果的です。

Q. 毒エサはいくつ置けばいいですか?
A. ブラックキャップの場合、メーカーの目安は10㎡あたり1〜2個です。20㎡前後のワンルームなら2〜4個を、シンク下や冷蔵庫の横など、ゴキブリが通りそうな場所に置いてください。

Q. 1か月だけの滞在でも毒エサは必要ですか?
A. 毒エサは置いた日から効くため、短い滞在でも意味があります。特に6〜9月の名古屋は活動期にあたるため、入居初日に置いておくと安心です。

Q. 駆除業者を呼んだ費用は運営会社に請求できますか?
A. 契約内容によります。建物の構造が原因の場合は運営会社に対応を求められることもありますが、まずは業者を呼ぶ前に運営会社に相談してください。無断で手配した場合、費用を負担してもらえないことがあります。

Q. 春や冬は対策しなくて大丈夫ですか?
A. 名古屋の平均気温が20℃を下回る時期は、活動が少なくなります。ただし暖房の効いた建物では冬でも活動することがあるため、毒エサを置いておくと安心です。

まとめ

  • マンスリーマンションだから特別に出やすいわけではないが、建物の条件や季節でリスクは変わる
  • 名古屋では平均気温が20℃を超える6〜9月が活動期。7〜8月は繁殖が活発になる
  • 入居初日に、毒エサ(10㎡あたり1〜2個)を置き、隙間をふさぐ
  • 目の前の1匹は殺虫スプレー、巣ごと減らすのは毒エサ。くん煙剤は火災報知器を運営会社に確認してから
  • 何度も出る場合は運営会社へ。相談は名古屋市の環境薬務課でも受け付けている

参考資料・出典

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執筆者
名古屋マンスリー太郎

名古屋エリアの不動産会社での勤務を経て、個人で名古屋市内のマンスリーマンション運営を開始。
現在は中村区・中区・千種区を中心に複数棟を管理。

出張・転勤・研修など、ビジネス目的での短期滞在者と日々向き合う中で、「入居者が本当に知りたい情報がない」と気づきこのメディアを開設。

入居者から寄せられる質問・困り事をもとに、法令や公的機関の情報で裏付けを取りながら記事を書いています。

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