名古屋マンスリーマンション相場2026|運営経験者が教える間取り別・エリア別料金(ポータル掲載229件を集計)

名古屋マンスリーマンション相場2026|運営経験者が教える間取り別・エリア別料金(ポータル掲載229件を集計)のアイキャッチ 名古屋マンスリー費用

この記事でわかること

  • 名古屋駅エリアのマンスリーマンションの月額相場(ポータル掲載229件から算出)
  • 間取り・契約期間・面積・駅徒歩で価格がどう変わるか
  • 市内6駅(伏見・栄・名古屋・千種・高岳・新栄町)の相場の違い
  • 掲載金額を比べるときに確認すべき費用と、安い部屋の探し方
  • 運営者としての私の料金の決め方(時期による値上げはしていません)

結論から言うと、名古屋駅エリアのワンルーム系(1R・1K・1DK)の掲載金額は、長期プランの中央値で月110,400円でした。価格を大きく分けるのは駅からの距離よりも面積で、名古屋駅エリアでは25㎡未満と25〜30㎡のあいだに中央値で3.5万円の差があります。

私は名古屋市の中村区・中区・千種区でマンスリーマンションを複数棟運営している「名古屋マンスリー太郎」です。この記事の数字は、私の物件の成約データではなく、マンスリーマンション検索ポータルに掲載されている物件の金額を集計したものです。運営者の立場から、その数字の読み方を説明します。

2026年10月13日 更新:記事内の矛盾と根拠のない記述を修正しました。光熱費込みとみられる物件を集計から除いたにもかかわらず比較表で「光熱費込み」と表示していた点、よくある質問の金額(1日単価・千種の相場)が本文の集計と合っていなかった点、まとめで調査済みの駅を「調査中」としていた点を直しました。出典のない「繁忙期は2〜3割高い」、ホテル料金、光熱費・清掃費・保険料の目安額は削除しました。あわせて「安い物件の探し方」の記事を統合しています。

調査の方法:ポータル掲載229件の掲載金額を集計

マンスリーマンションの相場は、出どころのわからない数字が多く出回っています。そこで、マンスリーマンション検索ポータルの駅別検索「名古屋駅・名鉄名古屋駅・近鉄名古屋駅(愛知県)」に掲載されている物件を全件取得して集計しました。

項目 内容
調査日 2026年9月10日
対象 検索ポータルの駅別検索「名古屋駅・名鉄名古屋駅・近鉄名古屋駅(愛知県)」
母数 229件(全8ページを取得)
集計対象 123件(ワンルーム系116件・1LDK 7件)
金額 ポータルに表示された月額目安(税込)

229件のうち106件は集計から外しました。月額表示に光熱費や清掃費を含んでいるとみられる運営会社があり、ほかの物件と一緒に集計すると相場が高く見えてしまうためです。そのため、この記事の金額は「光熱費込みの総額」ではありません。光熱費などが別にかかるかどうかは、物件ごとに確認が必要です。

なお、扱っているのは掲載金額です。私の物件では、ポータルに載せている金額がそのまま契約金額になっています。

名古屋駅エリアの間取り・契約期間別の月額相場

ワンルーム系(1R・1K・1DK)

契約プラン 最安 中央値 最高
長期(181日〜) 55,500円 110,400円 165,000円
中期(91〜181日) 60,000円 110,400円 176,000円
短期(30〜91日) 64,500円 118,400円 218,699円

1LDK

契約プラン 最安 中央値 最高
長期(181日〜) 122,900円 150,000円 206,400円
中期(91〜181日) 128,900円 153,500円 209,400円
短期(30〜91日) 134,900円 156,500円 212,400円

2026年9月10日時点、ポータル掲載229件の掲載金額から算出(集計対象はワンルーム系116件・1LDK 7件)。1LDKは7件と少ないため、目安として見てください。2LDK以上は今回の集計に含まれていません。

ワンルーム系では、長期と中期の中央値がどちらも110,400円で同じでした。91日以上借りれば長期と同じ水準になる料金設計が多く、差が出るのは30〜91日の短期プランです。短期は中央値で8,000円、最高値では5万円以上高くなります。1か月だけ借りる場合が、月額では最も割高になります。

月額を30日で割ると、1日あたりは短期で約3,950円、中期・長期で約3,680円です。今回の調査対象は最短30日からのプランのみで、1週間・2週間といった30日未満の料金は含まれていません。

面積が価格を決める:25㎡の壁

面積帯 件数 最安 中央値 最高
25㎡未満 77件 55,500円 100,500円 150,000円
25〜30㎡ 24件 81,000円 135,500円 159,500円
30㎡以上 14件 110,900円 122,900円 206,400円

2026年9月10日時点、ポータル掲載229件の掲載金額から算出(長期プラン)。

掲載の多くを占める25㎡未満は中央値100,500円ですが、25〜30㎡になると135,500円に上がります。この3.5万円の差が、名古屋駅エリアで最も大きな価格の段差です。予算が10万円前後なら25㎡未満、25㎡以上を望むなら13万円台が目安になります。

1㎡あたりの月額(㎡単価)の中央値は5,065円でした(最安3,125円、最高6,639円)。気になる物件の月額を面積で割れば、この数字と比べて割高か割安かを判断できます。

駅からの距離は、思ったほど価格に効かない

名古屋駅から 件数 最安 中央値 最高
徒歩4〜6分 12件 103,500円 110,900円 126,000円
徒歩7〜9分 30件 55,500円 110,400円 165,000円
徒歩10〜13分 38件 82,500円 98,900円 140,400円
徒歩14〜18分 20件 75,000円 122,400円 159,500円
徒歩19〜30分 13件 87,000円 115,800円 141,500円

2026年9月10日時点、ポータル掲載229件の掲載金額から算出(ワンルーム系・長期プラン)。

徒歩4〜6分と7〜9分はほぼ同じ約11万円で、10〜13分でいったん98,900円に下がり、14〜18分ではむしろ122,400円に上がります。「駅から遠いほど安い」とは言えない結果でした。

徒歩14分を超えるあたりから、太閤通・国際センター・丸の内など別の駅に近い物件が検索結果に入ってきます。これらは築年数の新しい物件が多く、名古屋駅からの距離より物件そのものの条件で値段が決まっています。物件を絞り込むときは、「徒歩◯分以内」より面積と築年数で見るほうが、予算に合う部屋を見つけやすくなります。

市内6駅の相場比較

名古屋駅と同じ手順で、市内の主要駅も全件取得して集計しました。

駅 集計件数 長期(181日〜) 中期(91〜181日) 短期(30〜91日) ㎡単価(長期)
伏見 53件 124,800円 127,800円 131,100円 5,023円
栄・栄町 44件 114,000円 119,400円 125,400円 4,860円
名古屋 116件 110,400円 110,400円 118,400円 5,065円
千種 63件 110,400円 112,770円 121,400円 4,390円
高岳 22件 104,500円 106,500円 111,000円 −
新栄町 38件 103,950円 108,000円 116,700円 4,886円

2026年9月10日時点、ポータル各駅の掲載金額から算出(ワンルーム系・中央値)。名古屋は掲載229件のうちワンルーム系の集計対象116件です。金山・本陣・中村公園などは今回集計していません。

最も高い伏見と最も安い新栄町では、長期プランの中央値に約2万円の差があります。

伏見が名古屋駅より高い理由

伏見は名古屋駅から地下鉄東山線で1駅、栄からも1駅の位置にあります。名古屋駅より約1.5万円高いのは、物件の構成の違いです。名古屋駅エリアには18〜24㎡の築年数の古い物件が多く掲載されていますが、伏見にはそれがなく、25〜30㎡の2021〜23年築の物件が24件と多くを占めています。相場が高いというより、安い部屋の選択肢が少ないという構造です。

一方、新栄町と高岳は1990〜2010年代の中小規模の物件が中心で、10万円前後の部屋が見つかります。

「25㎡の壁」は駅によって違う

駅 25㎡未満の中央値 25〜30㎡の中央値 差
名古屋 100,500円 135,500円 +35,000円
伏見 104,250円 128,400円 +24,150円
新栄町 99,000円 122,400円 +23,400円
栄・栄町 105,000円 124,800円 +19,800円
千種 104,400円 110,400円 +6,000円

2026年9月10日時点、ポータル各駅の掲載金額から算出(長期プラン)。

名古屋駅では25㎡を境に3.5万円上がるのに対し、千種は6,000円の差しかありません。千種では30㎡以上の物件も110,900円前後で掲載されており、広さが価格にあまり反映されていません。㎡単価の中央値4,390円は6駅で最も低い数字です。広い部屋を予算内で探すなら千種が有力です。

安い物件の探し方

集計の結果から言える、費用を抑える探し方は次のとおりです。

駅より先に、必要な広さを決める

6駅の長期中央値の差は最大でも約2万円でしたが、名古屋駅エリアの中では25㎡未満か25〜30㎡かで3.5万円の差がありました。費用への影響は、駅選びより面積選びのほうが大きいです。

目的に合わせて駅を選ぶ

優先すること 候補の駅 集計からわかること
予算を抑えたい 新栄町・高岳 長期中央値が10万円台前半。築年数の古い物件が中心
広い部屋に住みたい 千種 ㎡単価4,390円で6駅中最安。30㎡以上でも11万円前後
選択肢の多さ 名古屋 掲載229件と最多。ただし25㎡以上は割高
中心部で築浅に住みたい 伏見・栄 25〜30㎡の築浅が中心。長期中央値は11〜12万円台

私の物件では、単身赴任の方は区ではなく駅で選ぶことが多く、名古屋駅・栄が最も多く、次に勤務先に近い駅が選ばれています。路線では東山線、名城線の順に多いです。ただ、最終的に決め手になるのは予算です。新栄町・千種・伏見はいずれも東山線の駅なので、名駅・栄への移動を重視しつつ予算を抑えたい場合の候補になります。

契約期間の区切りを確認する

名古屋駅エリアのワンルーム系では、30〜91日の短期プランが最も割高でした。滞在が3か月前後になりそうなら、91日以上のプランにすると月額が変わるかを確認してください。

複数のポータルで比較する

名古屋の物件は、ウィークリー&マンスリー(weeklyandmonthly.com)、マンスリーズ(man3s.jp)、ジャパンマンスリー(japan-monthly.com)など複数のポータルに掲載されています。同じ条件で複数のサイトを検索すると、掲載物件の取りこぼしを減らせます。

掲載金額を比べるときに確認すること

マンスリーマンションの料金表示は運営会社によって違います。今回106件を集計から外したように、光熱費や清掃費を月額に含めて表示している会社もあれば、別に請求する会社もあります。比べるときは、次の項目が月額に含まれているかを確認してください。

  • 水道・電気・ガスなどの光熱費
  • 入居時・退去時の清掃費
  • 保険料やその他の手数料
  • 途中解約したときの精算方法

参考までに、私の物件の運用は次のとおりです。

項目 私の物件の場合
料金の決め方 周辺の相場を見て調整。特定の月だけ値上げすることはしていません
掲載金額と契約金額 ポータルの掲載金額がそのまま契約金額
支払い方法 個人のお客様はクレジットカード、法人のお客様は銀行振込
途中解約 1か月以上前に連絡があれば日割りで精算。1か月前を切った場合は1か月分
退去時の追加請求 これまで追加で請求したことはありません

「3〜4月は高い」といった話を見かけることがありますが、今回の調査は2026年9月10日の1時点のみで、時期による価格の変化は検証していません。少なくとも私の物件では、時期によって料金を上げることはしていません。

普通賃貸と比べるときの考え方

普通賃貸は月額だけを見ると安く見えることがありますが、契約時に敷金・礼金・仲介手数料などがかかり、家具や家電も自分で用意する必要があります。仲介手数料は国土交通省の告示で上限が決まっており、貸主・借主の双方から受け取る合計で借賃の1か月分(消費税別)以内です。

マンスリーマンションと比べるときは、月額ではなく「滞在する期間の総額」で比べてください。滞在が短いほど、普通賃貸の初期費用と家具をそろえる費用の負担が重くなります。

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よくある質問

Q. 名古屋のマンスリーマンションの相場はいくらですか?
A. 2026年9月10日時点のポータル掲載金額で、名古屋駅エリアのワンルーム系は長期プランの中央値が110,400円、30〜91日の短期プランが118,400円でした。市内6駅では、長期中央値が新栄町103,950円から伏見124,800円の範囲です。

Q. 1日あたりの単価はどのくらいですか?
A. 名古屋駅エリアのワンルーム系の中央値を30日で割ると、短期プランで約3,950円、中期・長期プランで約3,680円です。30日未満の料金は今回の調査に含まれていません。

Q. この記事の金額は光熱費込みですか?
A. いいえ。月額表示に光熱費や清掃費を含んでいるとみられる106件は集計から外しています。光熱費が別途かかるかどうかは、物件ごとに確認してください。

Q. 繁忙期は料金が高くなりますか?
A. 今回の調査は1時点のみのため、時期による違いは検証していません。私の物件では、周辺の相場に合わせて料金を調整しており、特定の月だけ値上げすることはしていません。

Q. 安く借りるにはどうすればいいですか?
A. まず必要な広さを決めることです。名古屋駅エリアでは25㎡未満と25〜30㎡で中央値に3.5万円の差があり、駅による差(最大約2万円)より大きくなっています。予算を優先するなら新栄町・高岳、広さを優先するなら千種が候補です。

まとめ

  • 名古屋駅エリアのワンルーム系は、長期・中期の中央値が110,400円、短期が118,400円(2026年9月10日時点、ポータル掲載229件の掲載金額から算出)
  • 価格を大きく分けるのは面積。名古屋駅エリアでは25㎡未満100,500円、25〜30㎡は135,500円
  • 駅徒歩の分数は価格とあまり連動していない
  • 市内6駅の長期中央値は新栄町103,950円〜伏見124,800円。広さ重視なら千種の㎡単価が最も低い
  • 比べるときは、光熱費・清掃費などが月額に含まれているかをそろえる

金額を比べる前に、必要な広さと滞在期間を決めておくと、自分に合う相場が見えてきます。

参考資料・出典

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執筆者
名古屋マンスリー太郎

名古屋エリアの不動産会社での勤務を経て、個人で名古屋市内のマンスリーマンション運営を開始。
現在は中村区・中区・千種区を中心に複数棟を管理。

出張・転勤・研修など、ビジネス目的での短期滞在者と日々向き合う中で、「入居者が本当に知りたい情報がない」と気づきこのメディアを開設。

入居者から寄せられる質問・困り事をもとに、法令や公的機関の情報で裏付けを取りながら記事を書いています。

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